ご飯を食べてすぐ寝るとウシになるそうですが、家に閉じ篭ってごろごろして過ごすと老化を早めるようですよ。
今回紹介するのは、NASAのライフサイエンス部門責任者が『重力』がからだに与える影響を研究・考察した一冊です。
ロケットが打ち上げられて地球の重力圏を脱出するためには、時速40,000km/h以上の速度が必要です。
この速度に達するためには凄まじい加速が行われるため、宇宙飛行士はなんと5Gから6Gの力を受けながら飛行します。
宇宙飛行士はほぼ例外なしに、若く、体力もあり、厳しい訓練に耐えた、選び抜かれた人たちです。
しかし、宇宙飛行士が宇宙から戻ってくると、骨粗鬆症や筋力の低下、血圧の不安定によるめまいなど、年老いた人と同じような兆候がみられるのです。
われわれ人類が直立した状態で最も重力の影響を受けることになり、座り、寝転ぶ、と姿勢を変えていくことでその影響を減らすことができます。
作者は本の中でこのように表現しています。
『老化現象の多くは、長い人生をかけて、徐々に重力の恩恵を避けるようになった結果である』
元宇宙飛行士であり、医師でもある向井千秋さんが監修をされており、とても読みやすい内容になっています。
待合い本棚に置いてますので、興味がある方はアイシングの間に是非ご覧下さ〜い。
あゆむ整骨院
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