治療計画
症状によって悩みは人それぞれだと思いますが、痛みから解放されたい、という気持ちは皆同じだと思います。
症状が改善する方向に向かうように治療をしていくのですが、治療回数もまた症状や状態によって違います。
自分自身の体がどうなっていくのか、不安もあるかと思います。
多くの場合、症状が改善していく過程は以下のようになっていきます。施術回数や期間は前後しますが、大まかな過程を参考にしてください。
①集中治療期
この時期は、症状の原因となっている大きな要因を取り除くことが目的になります。
根本を改善させるためのとても重要な時期になります。
状態が安定しない時期でもありますので、慎重かつ積極的に施術をする必要があります。
長年症状を患っている人には原因である関節の歪みの程度は深いものになっています。そのため、元の歪んだ位置に戻りやすく、 正しい位置に居着くためには治療回数が必要になります。
個人差はありますが、通常3週間〜1ヶ月かかります。
※この時期の通院ペースの目安:週に2〜3回
②リハビリ期
痛みや症状が治まってきますが、日常生活にはまだ支障をきたす時期です。
少し不安を感じる方もおられるかもしれませんが、この時期から積極的に運動療法を指導していきます。
治療だけに頼らず、自分自身の力を取り戻すためのとても大切な期間です。
自己治癒力を最大に引き出し、運動による肉体構造の強化。
ここに、日常生活の悪い習慣を取り除くことで、同じ症状を繰り返さない身体を作ります。
個人差はありますが、通常数ヶ月、人によっては数年かかる方もあります。
※この時期の通院ペースの目安:1〜2週に1回程度
③メンテナンス期
この時期になると初期の症状はほぼほぼ消失しています。
ただ、趣味のスポーツや楽器の演奏、陶芸教室などからだが 良くなったことで多くの方は活動的になります。
そのため、いままで使っていなかった身体を動かすことで、関節や筋肉に強い負荷(ストレス)をかけることになります。
生活をより良く安全に過ごすために、あなたの今後の人生を サポートする必要があります。
新たな症状に陥らないように、からだの防御対策を作っていきましょう。
※この時期の通院ペースの目安:3ヶ月〜1年に1回程度