体温と眠りとの関係
2014年4月22日(火)
前回のブログでもお伝えしましたが、ヒトの体温は脳で厳密に調整されています。
体内の体温バランスが崩れないように、我々の脳とからだは24時間休むことなく常に細心の注意を払っているのです。
今回は睡眠に関わる体温の変化をお知らせします。
どうすれば快適な睡眠が得られるのか?
体温と睡眠との深~い関係をご紹介しましょう。
まず、ヒトの体温は常に一定ではなく、からだや環境の変化によっても変動します。
例えば、運動をすれば体温は上昇しますし、食後も体温は上昇します。また、女性は生理の影響もあり体温は常に変化していきます。
その中でも“概日リズム”といって、一日24時間の中に体温リズムがあり、一日のうちで早朝が最も低く、しだいに上がり、夕方が最も高くなり、その後低くなります。
その原因は、ヒトは昼間から夕方にかけて最も活動的になり、夜になるとからだの活動が下がるためです。
また、睡眠に入ることで、代謝はさらに下がり、体内で産生される熱量が少なくなるため、睡眠自体が体温を下げているともいえます。
寝る前の子供の手足がポカポカと暖かくなることがあります。
これは、体温が上昇しているわけではなく、皮膚から熱を放出させ、からだの内部の温度(深部体温)を下げることで、眠りに入りやすくしていると考えられます。
また、睡眠はからだの休息は当然ですが、日中フル活動している脳の休息でもあります。
疲れた脳が過剰な熱でオーバーヒートしないように、からだは内部の体温を下げ脳をクールダウンすることで熟睡に入ることができるのです。
『快適な睡眠を得る為の環境を整えましょう!』
▽電気毛布の使用やホッとカーペット、床暖房の上で寝ると、体温が下がらないため深い眠りに入らないので使用は控える。
▽寝る前に部屋の室温を上げ過ぎない。
▽氷枕を使い脳をクールダウンさせ深い睡眠を得る。
眠りが浅く感じる人は氷枕はとても有効ですので、いちどお試しください。
参考文献:テルモ体温研究所 http://www.terumo-taion.jp/
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カテゴリー : 日常生活指導について