モノには限度ってものがあります
2014年5月29日(木)
ずっと立ちっぱなしでいるとヒザに違和感や痛みを感じることがあります。
これは、ヒザの軟骨が長時間の荷重により押しつぶされることにより起きます。
軟骨は衝撃を吸収するクッションとしての弾力性があり、スポンジのように潤滑剤としての関節液を内に含みます。
軟骨の変形と、潤滑剤が軟骨から染み出ることにより、ヒザの動きにスムーズさが無くなるのです。
もちろん、荷重が除かれると軟骨の変形はもとどおりに戻ります。
また、荷重が長くなり一定時間以上になると変形はすぐに戻らず、ゆっくり時間をかけて戻ります。
簡単な対処法は、ヒザの屈伸運動や、歩いて動きまわることで軟骨のクッション性は回復します。
骨や筋肉、神経、血管すべての組織に通じることですが、構造物には強度の生理的限界というものがあります。
限界以上の大きな外力がかかると骨折、筋や腱の断裂、神経血管損傷がおきます。
限界よりはるかに小さい力でも繰り返しかかることによって障害はおきます。
これを使いすぎ症候群(オーバーユース)といいます。
骨に起これば疲労骨折ですし、腱に起これば腱鞘炎、神経にかかると遅発性麻痺、血管にかかると血行障害など、いろんな組織に起こります。
からだに入力された外力はどんな小さな力でもエネルギー保存の法則によりからだに蓄積され、からだの許容を越えたエネルギーが熱や痛みなどの症状として現れてきます。
アイシングはその余分なエネルギーを取りのぞくのにとても有効です。
症状が痛みに変化する前に患部のアイシングをするように心がけましょう。
あゆむ整骨院では「歩く・冷やす・治す」
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