骨盤の力を高める
2015年9月11日(金)
骨盤はカラダの上半身と下半身の中心にあり、人間の骨格を支える要となっています。
ここの部分のバランスを崩してしまうと全身に大きな悪影響を与えてしまいます。
そのため、骨盤の安定性を高めることは、私たち自身のカラダを安定させるための最重要課題となります。
人の骨格は地面から順に、足関節〜膝関節〜股関節〜仙腸関節〜脊椎〜頭、と骨を下から上に積み上げていった構造になっています。
その為、全ての関節は立ち上がることで(荷重することで)支持性を増し、骨格が安定するのです。
例えば、足を酷くグネって傷めてしまい、傷めた足には意識的にも無意識的にも体重をかけることを避けようとします。
その結果、同側の骨盤に必要な荷重が伝わらず、骨盤が緩むことで関節が不安定となり、さまざまな症状をだすようになります。
ただの足の捻挫だと軽くみていると、後々ツライ思いをすることがあるので注意が必要です。
ヒトの股関節は構造上、地面から受けた力を足の付け根の部分で120°方向を変え骨盤に伝えます。
この角度が非常に重要で、サルはここの角度がより鋭角(90°にちかづく)になり、ヒトのように直立二足歩行をすることが出来ません。
四股を踏むことで、地面から力が股関節を通して骨盤の仙腸関節に入力されます。
これにより、左右の仙腸関節は挟み込まれるように荷重を受け、関節はギュッと締まり安定性が高まるのです。
参考文献:ボディ・ナビゲーション 著/ Andrew Biel 医道の日本社
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カテゴリー : 運動指導