首に負担をかけないために
2015年9月22日(火)
あなたの首の骨はいくつあるかご存知でしょうか?
哺乳類の頚椎といわれる首の骨は、特殊なケースを除いておおむね7個あります。
これは首の長〜いキリンでも同じです。
思っていたのと違いましたか?
ヒトに比べると一つ一つの骨が随分大きいですね。数えるとキッチリと7個あります。
ちなみに、特殊なケースとして、ジュゴンと マナティは6個、ナマケモノは種類 によって6〜9個です。
それ以外の哺乳類はヒトを含めて、全て7個の頚椎を持っています。
くびの骨の数は同じですが、哺乳類の中で唯一後足で直立(ここが重要)に立ち上がったのはヒトだけです。
ヒトの背骨は、正面から見るとまっすぐですが、横から見るとS字状のようにカーブしています。
4本足で立っている動物は、背骨がヒトのようにS字をしていません。
この生理的なS字カーブは、重力線に対してまっすぐに立つことで正しく働きます。
猫背、というと猫に失礼かもしれませんが、背中を丸めた姿勢は良い姿勢とはいえないのです。
上記以外にも、姿勢が悪くなると、背骨の前にある内蔵が入っているスペースが狭くなり、呼吸がしずらかったり、逆流性食道炎の原因になったりと、気づかない間に身体の負担が高くなってしまいます。
特に、首の骨である頚椎の周囲には、脳に血流を送る動脈や、重い頭を支える多くの筋肉群があり、背骨の中には中枢神経といわれる脊髄があり、神経が通る重要な場所になります。
何気ない日常生活の中で、悪い姿勢はクビに大きな負担をかけてしまいます。
正しい座り方や立ち方など、当院で指導しております。
「姿勢なんて大した事では無いだろう」とバカにせずに、普段の自分の姿勢を見直してみてはいかがでしょうか?
参考文献:
「体」と「運動」を調べよう!骨と筋肉大図鑑〈1〉人体 著:真鍋真 阿部和厚 学研
「体」と「運動」を調べよう!骨と筋肉大図鑑〈4〉哺乳類 著:真鍋真 今泉忠明 学研
アゴを引けば身体が変わる 腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育 著:伊藤和麿 光文社新書
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