あゆむ整骨院ブログ

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首のバランスって大事!

2015年10月5日(月)

前々回のブログでは、首の関節構造が生理的に前後の彎曲(カーブ)をもっていることをお知らせしました。

頭は約5kgの重さをもっているので、それを筋肉や靭帯だけの力で支えるのは大変困難です。

頭をバランスの良いポジションで、効率的(エネルギーロスを少なく)に支えることで、首の負担を減らすことに繋がります。

 

では、今回も引き続き首のお話。

頚椎といわれる首の骨は7つあるということは前回お伝えしました。

この7つの骨は、だるま落としのように積み木を積み重ねたような構造をしています。

(実際は前方はクッションである椎間板、後方は椎間関節、その周りを強固な靭帯が支えています)

だるま落とし整列

骨盤の状態がおかしくなると、首もその影響を受けバランスが崩れます。

背骨は多くの場合、ジグザグに左右のバランスを保とうとするため、首の骨も本来の位置からズレていくことになります。

だるま落とし崩れ

このような状態になると、頭の位置は不安定になり、常に傾いた状態で過ごすことになります。

その結果、平衡バランスが崩れ、めまいやふらつきを起こす原因にもなります。

(人によっては、常に頚が絞められているように感じる方もおられます)

また、首の骨には脳に酸素や栄養を送る動脈が通っています。

椎骨動脈というその血管は頚椎の6番目から骨の中を貫きながら上昇し、脳に到達します。

首の骨の配列がガタガタになると、この動脈が捻られ、その結果脳の酸素不足を起こしてしまいます。

椎骨動脈合体

このように、首の症状を改善するには、からだ全体のバランスを整える必要があります。

また、日常的に首を捻ってパキッと音を鳴らすクセがある方は、血管や神経を痛める可能性もありますので注意が必要です。

首はとてもデリケートな場所になりますので、強いマッサージなどは首のバランスを崩し逆効果になります。

アイシング、姿勢の改善、歩行による身体全体のバランス改善など、症状の原因を除去することが重要になります。

 

参考文献:プロメテウス 解剖学アトラス コンパクト版 監訳:坂井 建雄 医学書院

 

 

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