あゆむ整骨院ブログ

あゆむ整骨院

膝の痛み~筋力の低下が原因なの?~

2014年2月8日(土)

膝に痛みを抱えている患者さんから、

「足の筋力をつけたら痛みはマシになりますか?」

「年をとって筋肉が弱くなったから痛みがでるんでしょうか?」

といった質問をされることがあります。みなさんどう思われますか?(患者さん自身の筋肉に委縮はみられませんし、見かけ上は問題ありません)

じつは、歩くための筋力はそれほど必要ではないのです。

では、どれぐらいの筋力が必要なのか?

筋力の強い弱いの段階づけをするために“徒手筋力テスト(MMT:Manual Muscle Test)”で評価を行います。

MMTは基本的に6段階で評価され、5がノーマル(普通)、0は筋肉を動かせない状態です。これに+(プラス)や-(マイナス)をつけて評価することもあります。

歩行に必要な筋力は、MMTでは3+程度です。

どれぐらいの力かというと、『軽く抵抗をかけても動かせるぐらい』です。数値でいうと、MMT5が100のパワーだとしたら、3+は10~20程度の力です。

けっこう弱い力ですよね。

臨床上、“歩けない”と“筋力がない”はイコールでつながらない可能性が高いです。

当院の患者さんは歩いて通院される方がほとんどなので、足の筋力は十分足りている、という評価になります。

無理な筋トレをするより、膝に負担をかける動作が日常生活や歩行で起きていないか?

患者さんによって、その原因は様々ですが、個々人にあった評価や指導が重要になってきます。

 

【MMTの評価段階】

5-Normal:筋は重力に対して強い抵抗を加えても耐えることができる

4:Good:かなりの抵抗を加えても抵抗することができる

3:Fair:重力に対して位置を保つことができる

2:Poor:重力と平行な面におけば完全に動く

1:Trace:筋の収縮は触れることができるが目に見えるものではない

0:Zero:活動なし。視診・蝕知によっても筋の収縮が確認できない

参考文献:筋骨格系検査法 J.Gross /J.fetto/E.Roden 医歯薬出版

 

 

 

あゆむ整骨院では「歩く・冷やす・治す」

をコンセプトに治療を行っています。

JR玉造・鶴橋駅から徒歩7分 巻き爪・骨盤矯正

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