膝の痛み〜水中ウォーキングは“浮力”がポイント〜
2014年2月18日(火)
当院では常々“歩く”ことを推進しており、歩くことによって、自分自身のからだをメンテナンスすることを目的としています。
歩行は陸上を歩くことを前提としていますが、ひざや股関節に痛みがある方にはプールなどの水中ウォーキングを“許可”することがあります。
その目的(メリット)は、足に体重をのせると痛くて歩けない方に対して、浮力を利用して関節への負担を減らすためです。
そして、ある程度痛みが軽減した時点で陸上での歩行に取り組んでもらいます。
痛みが軽減するのだから、水中の方が良いように思えてしまいますが、水中でのウォーキングにはデメリットがあります。
まず、水の抵抗による歩くフォームの崩れと過剰な負荷。
水の中では等速性といって、速く動かすほど抵抗が増していきます(おふろに入ったときに、湯船の中で速く手を動かすのと、ゆっくり動かすのでは力の入れ方が大きく変わるので試してみてください)。
もうひとつは、水圧による負荷です。水圧は深さに比例し、水中にある物体のすべての方向から均等に力が加わります。
腰までの浅いプールだと問題無いのですが、肩まで水面があるプールだと、お腹から胸にかけて水圧がかかり呼吸がしにくくなります。
このふたつのデメリット(からだへの負荷)がいわゆるダイエットを目的とした水中でのエクササイズとして取り入れられているのです。
当院での治療の目標は“ダイエット”ではなく、“歩く力の回復”です。
みなさんの日常は水中ではなく、陸上が主です。
そういった意味でも、水中ウォーキングのメリットを上手に利用して、陸上へのウォーキングに移行していかなければなりません。
あゆむ整骨院では「歩く・冷やす・治す」
をコンセプトに治療を行っています。
JR玉造・鶴橋駅から徒歩7分 巻き爪・骨盤矯正
あゆむ整骨院 大阪市天王寺区真田山町2-2東興ビル102
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