2014年6月11日(水)
みなさん、正しくしゃがめていますか?
からだに負担をかけないように動くことで腰への負担は随分減ります。
しゃがむ動作でいちばんのお手本は力士の蹲踞(そんきょ)です。
今回、とても分かりやすいイラストで説明された良書がありましたので、そちらを利用させてもらいました。
まずは良くない見本。
背中が丸くなり、背骨の生理的な湾曲が消失しているのが分かります。
このしゃがみ方を繰り返すことで腰への負担が増え、ぎっくり腰を起こすきっかけになります。
つぎに良い見本。
腰がしっかり入り、良い姿勢です。
しゃがむ際に椅子に腰掛ける感覚で腰をおろしていくと良いでしょう。
庭の土いじりをする際なども同じような形で作業すると良いでしょう。
上の図のようにからだを使うイメージを持つよう心がけましょう。
不明な点などあれば、直接お知らせくださいね。
参考文献:佐藤和磨 著 腰痛を治すからだの使い方 池田書店
あゆむ整骨院では「歩く・冷やす・治す」
をコンセプトに治療を行っています。
JR玉造・鶴橋駅から徒歩7分 巻き爪・骨盤矯正
あゆむ整骨院 大阪市天王寺区真田山町2-2東興ビル102
※予約優先制になります。まずはお電話ください。
06-6763-7191
カテゴリー : 日常生活指導について
2014年6月9日(月)
魚は泳ぎ、鳥は飛びます。
では、人間は?
人間として誕生した赤ん坊は誰に教わるわけでもなく、立ち上がり歩くこと(直立二足歩行)を獲得していきます。
最初は寝返りから。
次に、腹ばいや四つばい、つかまり立ちを経て幼児歩行へ。
時間をかけて、少しずつ試行錯誤しながら立ち上がり、一歩を踏み出そうとします。
植物の新芽が地面から成長するかの如く、ヒトもまた成長と共に、重力に抗して立ち上がろうとするのです。
生物の中で、人間だけが勝ち得た直立二足歩行。
立って、二本足で歩く。
それは、とても素晴らしく、高度な能力なのです。
その能力を衰えさせないためにも、日々の歩行をもっと大事にして欲しいのです。
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カテゴリー : 日々のこと
2014年5月29日(木)
ずっと立ちっぱなしでいるとヒザに違和感や痛みを感じることがあります。
これは、ヒザの軟骨が長時間の荷重により押しつぶされることにより起きます。
軟骨は衝撃を吸収するクッションとしての弾力性があり、スポンジのように潤滑剤としての関節液を内に含みます。
軟骨の変形と、潤滑剤が軟骨から染み出ることにより、ヒザの動きにスムーズさが無くなるのです。
もちろん、荷重が除かれると軟骨の変形はもとどおりに戻ります。
また、荷重が長くなり一定時間以上になると変形はすぐに戻らず、ゆっくり時間をかけて戻ります。
簡単な対処法は、ヒザの屈伸運動や、歩いて動きまわることで軟骨のクッション性は回復します。
骨や筋肉、神経、血管すべての組織に通じることですが、構造物には強度の生理的限界というものがあります。
限界以上の大きな外力がかかると骨折、筋や腱の断裂、神経血管損傷がおきます。
限界よりはるかに小さい力でも繰り返しかかることによって障害はおきます。
これを使いすぎ症候群(オーバーユース)といいます。
骨に起これば疲労骨折ですし、腱に起これば腱鞘炎、神経にかかると遅発性麻痺、血管にかかると血行障害など、いろんな組織に起こります。
からだに入力された外力はどんな小さな力でもエネルギー保存の法則によりからだに蓄積され、からだの許容を越えたエネルギーが熱や痛みなどの症状として現れてきます。
アイシングはその余分なエネルギーを取りのぞくのにとても有効です。
症状が痛みに変化する前に患部のアイシングをするように心がけましょう。
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